1:開催にあたって

 

都市を取り巻く環境は「ストック重視」「価値観の多様化」「都市間競争の時代」「市民参加の進展」など大きく変貌しています。そのような状況下、さまざまな都市で新しい方向性が模索されています。

そこから浮かび上がってくる重要なポイントは、①固有の資源に着目した都市の魅力アップ、②自ら考え行動すること、③中身優先( 枠組みはあとから)、④連携し共鳴すること、⑤そのための「場」づくり、と考えられます。

いま姫路では、駅前が生まれ変わりお城がきれいになるなどまちなかが新しくなりつつあります。このようにハードが新しくなる今、それに合わせてソフト(人の活動)にも新しい何かが必要と思われます。それは前述の状況から考えると、人レベルの出会い、刺激、交流から自律的に生まれてくるのではないでしょうか。

「人の出会い→刺激→交流→自律的な新しい動き→姫路まちなかの魅力アップ」と言う仮説を立て、その第一歩として新しい人の出会いの場「ひめじまちづくり喫茶(ひめまち喫茶)」を開催します。定期開催のセミナー形式で、他都市で自律的なまちづくり活動を実践している人物をゲストスピーカーに招き、まちづくりに関する話題提供とディスカッションをおこなうというものです。

姫路まちなかをフィールドに活動されている様々な活動グループの方々や活動を模索されている方々などに参加いただき、次の展開へのヒントや新しいネットワークを生み出す機会にしたいと思っています。

 

2013 年2 月5 日

チームひめまち喫茶

小川陽平( 小川農園)・篠原祥( 大設)・長谷川香里( 納屋工房)・平田千香子( 播磨リビング新聞社)